本日19時から日航ホテル八重山でユマニチュード講演会 先だってかりゆし病院でも

2月14日午後2時からかりゆし病院内で、入院中の痴呆症の高齢者へのユマニチュード施術が実施された。その日の夕刻午後4時頃から、当日の施術内容をビデオ撮りしたものを見ながら、介護関係者約25人が講習を受けた。

この日、午後7時から日航ホテル八重山で実施される。この広く一般向けのユマニチュード講習に先立って、当病院でのスペシャリストのいる現場での細かな注意点を意識しながらの講習が実施されていた。

痴呆症で立てない高齢者が、自分で立つことに同意し、その試みに自ら挑戦していく気持ちの動きを、しっかりとらえながら、サポートしていく。「痴呆症患者の頭脳が活性しはじまる感じがみえてくる」と、説明する人が語っていたとおり、まさに、痴呆症患者がプラス思考の意志を持つ。それ以上に、人の頭脳の活性化を引き出す何かを感じさせる。不可能な治癒を、人を人として大切にすることで良い方向に実現していく。人間関係のあり方を問い直すことで、はじまるものが感じられるとすれば、深い示唆を提示する施術といえる。

昨年は、石垣市健康福祉センターで実施され、450人が殺到。福祉関係者の関心はすでに高く、今年は、人がたくさん入れる日航ホテル八重山に変更。親の介護に悩む人にも、重要な提言を与えてくれることは、間違いない。

(流杉一行)

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