「琉球の美しいもの展」 浮島ガーデン京都 - やいまーる外電 | やいまタイム
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「琉球の美しいもの展」 浮島ガーデン京都

期間:2017年10月7日(土)~9日(月)
場所:浮島ガーデン 京都

沖縄の有機無農薬野菜と穀物にこだわったレストラン「浮島ガーデン」の本店は那覇にある。
http://ukishima-garden.com/

京都店は、付近に文化施設や寺院もあるエリアの町屋を活用している。
1階のレストランでは、京都やその近郊で栽培された無農薬野菜と粟などの雑穀を合わせて食材の本来の味を大切にした料理を楽しめる。
その2階のサロンスペースで、3日間限定の本展が開催された。

今回は、南風原の琉球絣がメイン。
南風原から織職人も来場していた。
一般には流通していないお手軽なB級反物や、そんな布をストールやチュニックなど日常でもっと気軽に身につけられるようにアレンジされた製品も紹介されていた。
他にも、沖縄本島の工芸である琉球漆器や、やちむん(焼物)、琉球王朝時代から続く金細工、紅型、芭蕉布などもあった。

沖縄本島や八重山の様々な手工芸品も展示販売されていた。
弊社書籍「島の手仕事」にも登場する松竹喜生子さん(前石垣市織物事業協同組合・理事長)が約30年前に織ったという八重山上布のはぎれが展示されていた。

現在の八重山上布の縦糸は機械紡績の糸だが、これらの布は縦糸も手績みで、大変貴重な資料だ(非売品)。
当時はまだ苧麻の手績みの縦糸がかろうじて残っていたのだそうだ。
石垣島で農業のかたわら蚕を育てて絹糸を取り、石垣島の植物染料で染めた当銘光子さんのストール。
(「月刊やいま」バックナンバー記事
http://jaima.net/modules/readings/index.php?content_id=370 )

与那国島の伝統的な着物ドゥタティに使われる布を使った直線縫いの衣類は、布遊SOU・橋本尚子さんの作品。
一般的な洋装では廃棄する布が出てくるが、直線裁ち・直線縫いで織り手が丹精込めており上げた布を一ミリたりとも無駄にしない工夫をされていた考えにとても共感した。

八重山の民具や草玩具なども数多く展示販売されていた。
小浜島のアダン葉ぞうり、与那国島のクバ細工やトウヅルモドキで編んだ籠、竹富島のアダンで編んだ「星ころ」、石垣島の苧麻繊維など。

わずかだが八重山上布やミンサー織の布で作られた小物もあった。

ホームページでレストランのランチメニューを見ると、「波照間島のもちきびのカルボナーラ」という料理があり、興味をそそられた。
スタッフの方に聞くと、卵を使わずにもちきびでカルボナーラの味を表現しているのだとか。
ランチは土日祝、ディナーは木~火(水曜定休日)。
今回は展示を見ただけだったが、機会があれば味わってみたいものだ。